「赤」「青」「黄色」・・・まりの先生が声にだして「色」を子どもたちに伝えます。子どもたちは、フープに入っているカラーボールから、指示された色のボールを探して選んでいきます。
これはワーキングメモリ(作業記憶)という能力を使って行われる行動で、短期記憶と言い換えることもできます。読み書き、運動、計算など日常のあらゆる場面にかかわる能力です。
ワーキングメモリそのものを鍛えることができるかについては、未だ研究段階のようです。しかしながら短期記憶が苦手な子どもであっても、トレーニングや遊びの中で”刺激”を繰り返し加えることや、環境づくりなどのサポートによって、補うことが期待できます。