ワーキングメモリーを使う!!!
電話帳で番号を調べてから、電話をかける場合、必ず一時的にその番号を記憶してからテンキーをタッチします。自宅や友人の携帯電話など、よく使用する番号はいつでも思い出せますが、ほとんどの場合は、電話をかけ終われば、その番号は忘れてしまいますね。このように作業に必要な情報を一時的に保存し、その後整理していく記憶(またはその情報処理)が”ワーキングメモリー”です。今日は、先生がカードを見せながら、その色を言葉で読みあげて指示をして、それを受けて子どもたちは、同じ色のフープに同じ順番で入る遊びをしました。以前にも説明しましたが、”ワーキングメモリー”自体を鍛えることについては、まだ十分な解明ができていないようです。「忘れ物が多い」「不注意」「読み書きが苦手」といった子どもは、ワーキングメモリーの機能が関係している場合も考えられますが、その場合には、長期記憶と結び付けたり、画像や音、においなど、五感を活用して他の情報と組み合わせることによって、ワーキングメモリーをサポートすることが重要になります。